30年前に「すきむらんど」というレジャー施設に家族で遊びに行ったことがあるのですが、「かるかや」という古民家宿泊施設ができていることを偶然に知り、泊まることにしました。 古民家が4棟あり、囲炉裏がある「銀寄」を予約しました。 駐車場からチェックイン受付までの小道で、可愛らしいハクビシンに遭遇しました。 近づくと警戒しているっぽい素振りを見せました。 野生動物のテリトリーに入っていっていることを実感し、興奮が高まります。 チェックインして部屋に入ると、12畳の囲炉裏がある部屋に圧倒されました。 見上げると、藁葺の裏側が見られます。 照明は、裸電球が郷愁を誘います。 引戸の鍵がねじ込み式で、自分が幼少だったころの家を思い出し、これまた郷愁を誘います。 これ、ねじと穴の位置があわないとなかなか締めこめないのが懐かしい。 お風呂は、いわゆる沸かし湯ですが、地下水を沸かしているのではないかなと思います、肌がすべすべになりました。 トイレはウォシュレットです。ぽっとん便所ではありませんので、ご安心ください。 テレビはありませんが、WiFiはあります。これがすっごいハイスピードで、ワーケーションにお勧めです。 食事は、「茅葺屋根の囲炉裏で山の幸を楽しむ 二食付き囲炉裏プラン」を選びました。 スタッフの方々が、炭火や食材を用意してくださいます。 その作業中に、いろんなこと話しかけて、盛り上がりました。 肉などを持ち込んで、この囲炉裏で焼いて食べることもできますが、その必要はないくらいに十分なボリュームでした。 もしかしたら、昔は、収穫とか冠婚葬祭の時に、こんな藁葺の家に集落の人々が集まって、囲炉裏を囲んでわいわい歓談していたのかなと想像し、なんとも言えない気持ちになりました。 ベッドはとても寝心地がよかったです。エアコンのパワーも真夏にも関わらず十分でした。 夜は、とても静かです。もしかしたら、座敷童がいるかもと思いました。 翌朝、高速のインターに乗るまでの道で、かるかやみたいな家を何軒も見ました。 ちょっと前の日本の里山での暮らしを体験したい人にお勧めします。
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