若葉屋旅館

初めての歩き遍路、逆打ち５日間の3日目に、屋島寺から一宮寺へのルート上にある若葉屋さんでお世話になりました。 その日はまず屋島寺へ行き、その後で宿に立ち寄って荷物を置かせていただき、一宮寺へ。一宮寺からは琴電で栗林公園前まで戻って宿に着く計画で、これは予約時にご主人にアドバイスいただいたもの。3日目ともなれば足もあちこち痛くなっていたので、身軽になり無理せずのんびりと歩くことができました。残り２日間のコースや、お遍路の全体についても、色々と相談できて大変ありがたかったです。 最終日は台風の影響した強い雨にあい、ずぶ濡れになりましたが、心折れずに天皇寺まで、予定した全てのお寺ををまわり終えられたのも、ご主人にお話を聞いて、おおよその道のイメージができていたおかげと感謝しています。 宿は清潔で、アメニティも旅人に必要なものが揃っていました。それぞれにわかりやすい説明書きがついていて、使い方に戸惑うことはありませんでした。 2日分、2人分の洗濯をさせていただいたのですが、乾燥機30分と、部屋に備え付けてある洗濯干し紐（10kgまで可能）に一晩吊るすと十分に乾きました。ハンガーなどもたっぷりあり助かりました。 共有スペースで洗濯を待ちながら本棚を見ていると「せとうちすたいる」という素敵な雑誌が目にとまりました。私は愛媛の出身で実家を遠く離れてもう３０年以上になります。ページをめくりながらこんな新しい風が吹いていたのかと、四国を再発見する気持ちになりました。これはゲストハウスを営む若葉屋さんにもそのまま感じられました。 女性用トイレにはナプキンがあり、鎮痛剤も用意があると書いてありました。さりげない心遣いが嬉しかったです。いつも鎮痛剤は持ち歩いているのですが、急に必要になり、手持ちがないこともきっとあるでしょう。（へとへとで宿に着いて薬屋まで歩く気力がない時など、これはありがたいと思います） 夕食は、近くのチシティというインドカレー屋さんへ出かけました。地元の人たちが、家族や友人と食べに来ている様子で、とても美味しく満足。ガラス越しにナンの窯が近くで見られるようになっていて、小さい子どもさんが、ナンの焼けるところを見て楽しそうでした。 この日宿では、他のお客さんと顔を合わせることはほとんどありませんでしたが、雨の日などは共有スペースにお客さん達がお弁当を買って集うとか。次はそんな体験もしてみたいなと思います。 心に残る旅の一晩をありがとうございました。

2024/7/18～19にビジネスで利用しました（１名）。清潔で安い、高松駅からもけこう近いです（琴電10分＋徒歩5分程度）。居室（鍵あり）は寝るには十分。オーナー居宅が隣なので、安心＆地元情報を教えてもらえるので便利です。トイレ・お風呂・シャワー・リビングが共用でも気にならない方にとっては、よい選択です。